
なんか最近皮膚がかゆい気がするんだけど…
ムンの毛が丸く薄くなってるところもある気がするし…

それ、猫カビかも…!
実は人にも移るんだよ。
新しい猫をお迎えするのはとっても嬉しいこと。でも、迎えた直後は猫も人間もストレスがかかりやすく、思わぬトラブルが起きることがあります。
我が家はムンが来て1年半が経った頃、2匹目のメルをお迎えしました。その直後に起きたのが「猫カビ」と「ジアルジア」のダブル感染。ムンにも人間にも移り、通院・消毒・投薬と怒涛の数ヶ月を過ごしました。同じような経験をしている方の参考になればと思い、正直に書きます。

猫カビは皮膚糸状菌症という真菌の感染症。
恥ずかしい話じゃないし、清潔にしていても移ることがあるから焦らないで!
猫カビ(皮膚糸状菌症)とは?どこからうつる?
猫カビとは、真菌(カビの一種)が皮膚に感染することで起きる皮膚病です。正式名称は「皮膚糸状菌症」。感染すると、円形に毛が抜けたり、皮膚が赤くなったりします。猫自身は軽症の場合かゆみが少ないため気づきにくく、「なんとなく毛並みが悪い」「円形に毛が薄くなっている」という程度のことも。フケが増えたように見えることもあるため、換毛期と間違えやすいので要注意です。
人への感染もあります。猫カビは人獣共通感染症で、触れることで人の皮膚にも移ります。免疫力が低下しているときや、子どもや高齢者は特に注意が必要です。人に感染した場合は、皮膚に円形の赤い跡(リングワーム)が現れることが多いです。皮膚糸状菌症は環境中に残った毛やフケからも感染が広がるとされていて、動物と人の治療にあわせて環境の掃除も大切だと紹介されています(参考:埼玉動物医療センターの解説)。
お迎え直後の子猫は、環境の変化や免疫の未熟さから、症状が出にくいまま感染に気づかないことがあります。ブリーダー・ペットショップ・保護猫など、どこから迎えた場合でも、早めの健康診断は大切だと感じました。

我が家の猫カビ騒動【メルお迎え直後に発覚】
メルをお迎えしてから数週間後のことです。メルの耳にゴミがついていると思い、拭いていたらかさぶたのようでした。そして次にムンの体に丸く毛が薄くなっている部分を発見しました。同時期に、家族の皮膚にも赤い円形の跡が出始めて「これはおかしい」と色々と調べながら動物病院へ…。
診断は「猫カビ(皮膚糸状菌症)」。状況から考えると、メルがお迎え時にすでに保菌していた可能性があり、ムンとの接触で広がったのかもしれません。メル自身は症状がほとんど出ていなかったため、まったく気づけませんでした。長毛で気が付きにくかったのもあるのかもしれません。
猫カビの治療では、抗真菌薬の内服や外用薬、薬用シャンプーなどが使われることがあります。我が家の場合は、動物病院で相談したうえで、シャンプーはせず塗り薬で対応しました。完治確認のために培養検査を複数回受け、完全に陰性になるまで約3ヶ月かかりました。
人間側は皮膚科へ。抗真菌薬の塗り薬で治療し、完治まで約1ヶ月かかりました。その間は猫との接触後の手洗いを徹底し、スキンシップも最小限に抑える日々。猫を迎えたばかりなのに思いっきり抱っこできないのは、正直つらかったです。

まさかお迎え直後にこんな感染トラブルが起きるとは思わなかった。
見た目が元気だと気づけないんだよね。
ジアルジアとのダブル感染で通院地獄に
猫カビだけでも大変でしたが、同時期にジアルジアという感染症も発覚しました。ジアルジアとは、原虫(寄生虫の一種)による腸の感染症です。下痢や軟便が続くのが主な症状で、糞便検査で発見されます。ジアルジアは糞便を介して広がることがあるため、トイレ掃除後の手洗いや環境の清掃が大切です。人への感染リスクも指摘される人獣共通感染症なので、子どもや免疫が低下している方がいる家庭では特に注意したいところです。飼い主は環境衛生管理を十分に行い、動物との接触後は必ず手を洗うことが大切だと紹介されています(参考:東京都獣医師会の解説)。
かかった費用と手間
- 動物病院での糞便検査(複数回):1回あたり20,000円程度
- 駆虫薬の投薬(約2ヶ月)
- 完治確認のための再検査
- 薬用シャンプー・消毒用品の購入
2匹分の検査・通院・投薬が重なり、数ヶ月でかかった費用は数万円に上りました。時間的な負担も大きく、週に何度も通院した時期もあります。またこの時の糞便検査がとても高かったのを覚えています。

この時はペット保険に入っていて本当に良かった。
保険なしだったらと思うとゾッとする。

猫カビとジアルジアが重なったのはしんどかったけど、
早期に発見して対処できたのは不幸中の幸いだったと思う。
そしてさらにムンが薬を飲むのにとても苦労しました。なかなか口を開いてくれず、やっと薬を口に入れられたかと思えば拒否反応から泡と共に吐き戻してしまい…シリンジを使って飲ませるのがとても大変でした。投薬できずに病院に連れて行って獣医さんに飲ませてもらった時もありました。

我が家がやった消毒・対処法
① トイレ周りの徹底消毒
ジアルジアは糞便を介して感染が広がります。猫のトイレ掃除後は必ず手洗いをして、トイレ周囲の床を動物病院で相談して選んだ消毒剤で拭き取りました。使い捨てのビニール手袋も常備しました。
治療は動物病院での診断と薬が前提ですが、我が家ではトイレ掃除・手洗い・布製品の洗濯など、できる範囲の衛生管理を続けました。使い捨て手袋や掃除グッズを用意しておくと、毎日の作業は少しラクになります。

② 床・生活空間の消毒
猫カビの菌は環境中にも残るため、猫がよくいる場所の床を定期的に拭き掃除。カーペットは感染期間中取り外しました。消毒剤や薬用シャンプーは、製品や症状によって使い方が異なるため、動物病院で相談しながら、猫がいる家庭で使えるものを選びました。使える場所や希釈方法、拭き取りの必要性は製品ごとに違うため、獣医師の指示や製品表示を確認し、自己判断で強い薬剤を使わないようにしました。
③ 人間も同時に治療
人間側に赤みやかゆみなどの症状が出た場合は、皮膚科で相談しました。子どもや高齢者、免疫が落ちている家族がいる場合は、早めに医療機関へ相談した方が安心です。
④ 距離感を意識する
完全隔離は難しかったですが、感染期間中はできるだけ長時間の密着を避け、スキンシップ後は必ず手を洗いました。布製品(ソファカバー・猫用毛布)は頻繁に洗濯しました。
薬用シャンプーや消毒剤を使う場合は、必ず獣医師の指示に従い、猫が舐めないようにし、製品表示を確認してから使うようにしています。
まとめ【新しい猫をお迎えする前に知っておいてほしいこと】
- 新しい猫をお迎えしたら健康診断・糞便検査を早めに受ける
- 皮膚に円形の脱毛や赤みがあれば猫カビを疑う
- 下痢・軟便が続く場合はジアルジアなどの可能性も
- 人にうつることもあるため、手洗い・掃除・症状の確認を家族で意識する
- ペット保険は加入しておくと安心
- カーペットや布製品の管理も大切
新たに猫を迎えたら、見た目が元気でも早めの健康診断・糞便検査を受けることが大切だと実感しました。気づいたときは動物病院に相談しながら、家でできる範囲の衛生管理を続けていくことが一番の近道だと思います。
メルとの生活は今では穏やかで幸せなものですが、お迎え直後のあの数ヶ月は本当に大変でした。でも早期発見・早期治療できたのは良かったと思っています。これから多頭飼いを考えている方や、新しい猫をお迎えする方にぜひ参考になればと思います。
これからも猫さんも飼い主さんも豊かで幸せな時間が過ごせるような情報や工夫をお届けしたいと思っています!
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、みなさまの猫と暮らすおうち時間が充実しますように〜♪


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