
いま2階で「ドンッ」て聞こえたね。
今のはムンが降りた音だね!

「トンッ」だったらメルだもんね。
音だけで分かるようになっちゃった。
キャットタワーのてっぺん、棚の上、冷蔵庫の上。猫と暮らしていると「いつの間にそこに?」と驚く場所にいることがよくありますよね。
わが家のムンとメルも高いところが大好きです。ただ、2匹とも高い場所から落ちたり落ちかけたりしたことがあります。今回は猫が高いところに登る理由と、わが家のヒヤッとした体験から考えた安全対策をまとめました。
わが家の猫が登る高い場所
まずは、ムンとメルがよく登る場所を紹介します。2匹とも足は短めですが、ジャンプは得意なほうです。
キャットタワーの最上段は追いかけっこの避難所
キャットタワーのいちばん上は、2匹が追いかけっこで興奮しているときによく使われます。逃げる側はたいていメルで、最上段まで駆け上がって避難します。
ところがムンは、そこで諦めません。手でちょいちょいとちょっかいを出して、結局メルを最上段から下ろしてしまいます。

…(ちょいちょい)

しつこく追いかけてきて…

高さ191cmの棚の上はムンの昼寝スポット
リビングには、高さが191cmほどある飾り棚があります。ほかの家具を段々に並べてあるので、それを足場にして上まで登れてしまいます。
ここでは2匹の違いがはっきり出ます。ムンは好奇心旺盛で、登ったらそのまま居座って寝てしまいます。一方のメルは登ってもあまりくつろがず、毛づくろいをしたらさっさと降りてきます。
ただあまりに高くて危ないので、最近は棚に登らせるのを少し控えるようにしています。それでもムンは隙を見つけては登っています。
高さ155cmの冷蔵庫の上はムンだけ
わが家には冷蔵庫が2台あって、小さいほうの冷蔵庫の上にはムンが乗ります。高さは155cmほどです。メルは登らない場所がはっきりしていて、冷蔵庫の上には一度も登ったことがありません。ムンも普段は、横に置いてある台を使って上り下りしています。
心配なのは、ときどき台を使わずに冷蔵庫の上から床へ直接飛び降りることです。何回か見かけましたが、足を痛めないかとそのたびにヒヤッとします。

寝るときも少し高い場所を選ぶ
寝るときも、2匹は少し高いところが好きだと感じます。床に置いたダンボールで寝ることもありますが、わざわざ高い場所を寝床に選ぶことのほうが多いです。
私やごんたの椅子、机の上、ちびごんのタンスの上、ロフトベッドの階段。キャットタワーでも、高さのある段で寝ています。
降りる音で、どっちが降りたか分かる
2階の出窓のそばにはキャットタワーがあって、2匹は出窓とタワーを行き来しています。面白いのは、1階にいても降りるときの音でどっちか分かることです。
ムンは「ドンッ」、メルは「トンッ」。ムンは体重が重いぶん、着地の音がかなり響きます。メルは同じ高さから降りても軽い音です。

…(トンッ)

…(ドンッ!!!)
猫が高いところに登る3つの理由
そもそも、猫はなぜこんなに高いところが好きなのでしょうか。獣医師監修の解説などでよく挙げられている理由を3つ紹介します。(参考:【獣医師監修】なぜ、猫は高いところに行くのか?|@DIME)
周りを見渡して安心したいから
猫はもともと小さなハンターです。高い場所からなら敵の接近にすぐ気づけて、獲物も見つけやすいと言われています。家で暮らす猫にも、この習性が残っています。部屋全体を見下ろせる場所にいると、それだけで安心できるのかもしれません。

静かで落ち着けるから
猫は音や気配にとても敏感です。人が行き来する床の近くは、猫にとって刺激が多い場所です。高いところは人の足音や生活音から少し離れられるので、落ち着いて休める場所になります。ムンが棚の上で居座って寝てしまうのも、静かで居心地がいいからなのかもしれません。
上にいると強気でいられるから
多頭飼いの家では、高い場所にいると周りを見渡しやすく落ち着いて過ごせる猫もいるようです。上にいることで安心感を得たり、自分のペースを保ちやすくなったりするのかもしれません。けんかをするわけではなくても、「上にいると落ち着く」子はいるのだと感じます。
わが家ではムンがいい例です。191cmの棚の上に居座ったり、タワーの最上段に逃げたメルを下ろしたりするのはこの「上を取りたい」気持ちなのかもしれません。

2匹とも高いところから落ちたことがある
高いところが好きな猫ですが、いつも上手に降りられるとは限りません。わが家では2匹ともヒヤッとする体験をしています。
メルは棚の上でしがみついていた
メルは以前、飾り棚の上に何度か乗っていました。ところがある日、棚から落ちそうになってしがみついていたんです。たまたま私がそばにいたので、すぐに支えて助けることができました。
よほど怖かったのか、それからメルは棚にあまり登らなくなりました。
ムンはジャンプに失敗して落ちた
ムンはジャンプに失敗して、落ちてしまったことがあります。幸いケガはありませんでした。それでも心配で、手足を痛がっていないかしばらく様子を見ていました。

猫って着地が上手だから、
落ちても平気なんじゃないの?
猫は体をひねって着地するのが得意な動物です。でも体勢を立て直す前に落ちてしまえば、けがをすることもあります。猫のジャンプや着地のしくみについては、こちらでくわしく紹介しています。

高い場所を安全にするために気をつけたいこと
2匹の体験から、わが家で気をつけるようになったことをまとめます。
降りるための足場を用意する
冷蔵庫の横に台を置いているのは、上り下りの中継点にするためです。一気に飛び降りるより、段差を刻んで降りられるほうが足への負担は小さくなります。高い場所に登る猫がいるなら、途中に足場を作っておくと安心です。
体重が重い猫や足の短い猫は特に注意
ムンの「ドンッ」という着地音を聞くたびに思うのですが、体重が重い猫ほど着地の衝撃は大きくなります。足の短い猫やシニア猫も同じです。若いうちは平気でも、年齢とともに足腰への負担は増えていきます。高すぎる場所には登らせない工夫も必要です。
落ちたあとはしばらく様子を見る
落ちた直後は元気に見えても、あとから痛みが出ることがあります。わが家もムンが落ちたときは、手足を痛がっていないかしばらく様子を見ていました。
足を引きずる、さわると嫌がる、急にジャンプしなくなるといった様子があれば、早めに動物病院に相談してください。
安心して登れる場所を作っておく
高いところに登りたい気持ちそのものは、猫にとって自然なものです。棚や冷蔵庫に登らせたくないなら、代わりに安全に登れる場所を用意してあげるのがいちばんです。わが家では、土台のしっかりしたキャットタワーがその役目をしてくれています。

まとめ──高いところは猫の特等席。だからこそ安全に
- 猫が高いところに登るのは、見渡して安心したい・静かに休みたいなどの本能から
- 同じ家の猫でも、居座るムンとすぐ降りるメルのように使い方はそれぞれ
- 着地が得意な猫でも、落ちることはある
- 降りるための足場を作り、高すぎる場所には登らせない工夫を
- 落ちたあとは歩き方や様子をしばらく見守る
2階から「ドンッ」と聞こえるたびに、ちょっとドキッとします。高いところでくつろぐ姿はかわいいですが、これからも足場や置き場所に気を配っていこうと思います。
高いところと同じくらい、猫は狭いところも大好きです。こちらもあわせてどうぞ。

これからも猫さんも飼い主さんも豊かで幸せな時間が過ごせるような情報や工夫をお届けしたいと思っています!
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、みなさまの猫と暮らすおうち時間が充実しますように〜♪

